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投稿の防犯対策でリスク軽減、SNSを安心安全に使うコツとは
最近は若者に限らず、多くの方が、X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、TikTokなどの様々なソーシャルメディア(SNS)を利用しています。
主な利用目的は知り合いに自分の楽しかった体験やお勧めしたいグルメや商品を知ってもらいたい気持ちの表れですが、一旦SNSに投稿してしまうと、それを見る人は友人知人だけでなく、世界中のありとあらゆる人が見ることができ、それらを犯罪に利用されてしまうケースも少なくありません。
今回は、SNSを安心安全に利用するため、犯罪を呼び込まないための使い方を考えてみましょう。
SNSを通じて犯罪被害につながる恐れ
SNSと犯罪というと、昨今話題の闇バイトの募集や特殊詐欺などニュースを賑わす事例に事欠きません。それはすなわちSNSが気軽に使える便利なメディアであることの証で、スマホひとつあれば多くの人とつながることができ、さらには匿名で投稿できることや、年齢や性別などの制限がないことが挙げられます。
しかしその気軽さ故に、問題や不具合、リスクも見えてきました。犯罪者はターゲットとなる人のリストを持っていると言われており、特殊詐欺事件の検挙の際もそういったものが発見されています。それらリストの一部は、SNSを元に作られている形跡もあると言われています。
友人と一緒に楽しく遊んだ体験、おいしい食事を目の前にした感動、休暇に出かけた旅行の報告など、知らせたい人ひとりひとりに連絡するより、SNSにアップしてしまったほうが簡単です。「いいね」など共感してもらうことで承認欲求が満たされ、楽しかった経験がさらに増幅されます。ですが、その投稿が犯罪等に利用されることへの対策はできているでしょうか。楽しかったことを友人知人に知ってもらいたいという気持ちが悪いというわけではありませんが、SNSに投稿した情報を見る人の中には、別の目的で特定の情報を探している人もいるのです。
たとえば、強盗犯。高価な貴金属を写真に撮ってSNSに投稿したことがきっかけで、犯罪者集団にマークされることもあります。他にも、海外への長期旅行をSNSに投稿したことで、富裕層と認識され、他の投稿で個人情報を特定され、留守を狙った空き巣犯に侵入されるというケースもあります。
2022年には世界3団体統一戦を制したボクシングの井上尚弥選手が、試合に臨むため自宅を留守にしている間に空き巣の被害に遭っていたというニュースもありました。他にも海外の犯罪調査では、空き巣犯が家主の留守を調べた方法について、半数以上が「SNSで留守を知った」という調査結果もあります。
それでは、どのようなSNSの投稿が犯罪に利用されやすいのか考えてみましょう。
狙われやすいSNS投稿のNG行為
防犯上心がけたいSNS投稿ルール
防犯上でのSNSのリスクを理解した上で、SNSを投稿する際は、次のようなことを心がけましょう。
まとめ
SNSの登場かつ普及によって、簡単に情報を共有できたり、画像を保存できたり、私たちの生活は向上しました。しかしその反面、使い方によっては犯罪を呼びこむリスクや、現に被害も発生しています。だからといってSNSを禁止するのではなく、注意して使いこなすことで、さらなるライフスタイルの向上を目指していきたいものです。